クーラーのクリーニング業者依頼、負担義務について｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

回答
質疑１　エアコン修理費について

契約書・重要事項説明書に記載が無ければ賃貸人が
設置した設備ではない旨書面をもって賃借人に通知して下さい。
今般、親御さんが了承の上修理依頼したので賃借人には
請求出来ないでしょう。
今後の事も有りますので退室時仲介業者さんに退室時の
立会い依頼しているのであれば事前に残置物には撤去費用を
申し受ける旨の覚え下書又は重要事項説明書に残置物についての
取り扱いを明記すべきです。
今後エアコンも古くなって行くので入居中の故障も考えられます
撤去費用だけならば１万２千円程度で出来ると思いますので
今だけならば賃貸人負担でエアコンの撤去をさせて頂く旨
書面を以って賃借人に申し入れて退室までの間に故障しても
自己負担で修理しなくてはならない事を自覚させるのも手と思われます。

質疑2

一般生活で発生する臭いの問題は排水設備の不良以外は賃借人負担
と考えられます。
台所・洗面室・便所・浴室等臭いが発生し易い場所は限られています。
築年数が進むにつれて臭いも発生し易くなります。
一般常識の範囲程度ならば賃借人負担になります。
但し、先の東関東大震災（被災地域内ですか？）の影響で排水設備
の破損被害（当社営業区域内でも１２件の問い合わせがありました）が
考えられれば一度設備屋さんに見て頂いては如何ですか？
又、物の考え方が築年数が古いからある程度の事は我慢してと
賃借人の立場になって考えると聞こえますが・・・
このご時勢築年数が経った古屋に賃借人として借りて
頂いてと感謝の気持ちを持てば賃借人に対して行う行為も
喜びに変わるのでは無いでしょうか？
賃貸借契約を結んだ当初の初心の気持ちを忘れなければ
賃借人に対しても優しく対応出来るはずですよ。

よく残置物ということで修理費等を免責にする契約は多いですが、考えてみてください。仮に故障で借主がエアコンを自費で交換しても退去時に持ち帰るでしょう、すると新規募集時はエアコンなしでは謳い文句上、弱いということになり客付もしにくくなります。故に貸主負担が結局はスムーズとなります。但し、保守管理がなってない等は借主負担でいいでしょう。排水からの臭いも髪の毛の除去等をしていればよいだけです。当然、新規借主の入居前は清掃しておくべきです。

エアコンについては契約書で『前入居者の残置物であり、エアコンの所有権は借主とする』ということで了承していれば、メンテナンスは借主が行うこととなります。
またお部屋の設備で臭いがすることについてですが、生活上支障の無い程度の臭い（生活臭）でしたら特に対処する必要は無いと思います。
ただ、明らかに排水溝などから異臭がする場合は何か問題があると思います。
排水管のつまりなどの予兆の可能性もあるので、大家負担で調査のうえ支障があれば対処すべきでしょう。問題が起こる前に解決した方が結果的に負担も軽くなると思います。

エアコンについては、当初ルームクリーニングの際に貸し主の負担でしておかなければいけませんが、以降残置物であれば入居者負担です。
排水溝についてですが、物件は分譲マンションのようですので、管理組合で配管の高圧洗浄等定期的にしているはずです。
施工時期を管理組合にご確認頂き、１年以上施工していないようですと臭いの原因になっている可能性があります。
最近施工していれば入居者の清掃不良の場合もありますが、頭ごなしに言っても角が立ちますので、業者に一度見せて業者から清掃不足である旨注意をして貰うと効果があります。
もちろんその場合は、入居者に負担して貰うようになります。
もう一つ臭いの原因として厄介なのが、建物の配管に欠陥がある場合がありますで、業者を派遣する際チェックをして貰うようにしてください。