入居者が解約し忘れた空室物件の電気代、大家が全て負担するべき？｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

借主が直接、電力会社と契約しているのが一般的なので借主の過失で放置していたなら借主負担です！
また、現在の管理会社は変更した方がいいですね。
デタラメ過ぎます。敷金も借主が痛めた箇所等は差し引いても構いません。
この管理会社は不慣れな貸主に負担させ、省エネ営業・省エネ管理しているか無知識なだけです。
貸主さんも勉強しないと損失が絶えませんよ。

敷金についてですが、最低限クリーニング費用は貰えますので、これからはきちんともらった方が宜しいかと思います。
電気料金は、借り主名義の契約でしたら、大家さんに負担する義務はありません。
電力会社に契約者（借り主）へ請求するように言えば大丈夫です。
一度、敷金精算のために、国土交通省のガイドラインをご覧になってみては如何ですか。

電気代は入居者と電力会社との契約です。お客様は基本的に部外者です。
そのため支払う必要はありません。
解約を忘れたのは契約者である入居者の責任です。
常識的にはお客様のお考えのとおり退去後に使用したと思われる部分をご負担なされば良いと思います。

電気・ガス・水道の光熱費につきましては、受益者負担ですので基本的には入居者が払うべきものです。
ですので電気料金の請求に対しては、使用者へ御請求下さいとの返答で良いと思います。
勿論、解約を忘れれば家賃も含めて、入居者が支払うべき債務です。

入居者が解約し忘れた電気代を大家さんが支払う必要はありません。
ただし、ハウスクリーニングや修復の際に利用した分と内見の際に使用した分については大家さんの方で負担した方がよいと思います。
かといってどれだけ電気を使用したかは判らないので大家さんの納得いく金額をお支払いすれば良いかと思われます。
（厳密に計算するなら総額から基本料を差し引いた金額ですかね）

敷金の全額返金の件については、大家さんも少し勉強しないといけません。
国交省から賃貸住宅トラブル防止のガイドラインというのが出てますので、こちらで原状回復の負担区分（割合）等々が判ると思います。
ある程度知識を付けて管理会社と話し合った方が対等な話し合いになると思います。

追記を読ませて頂きましたが、どこからが前入居者の契約になったかがよく分かりませんので、費用負担を下記にまとめてみますので参考にしてください。


「前々借主入居期間中」入居開始より退去時迄の電気料金　　 ／ 前々入借主の負担

「修繕・募集期間中」　退去より前借主入居開始迄の電気料金　／　貸主の負担
　　＊但し、管理委託契約によっては、共益費より管理会社が支払う場合もありますので、
　　 管理委託契約書を再度ご確認くだい。

「前借主入居期間中」　入居開始より退去時迄の電気料金　 ／　前借主の負担

電気代のメーターが単独のメーターであるなら、電気会社との契約はほとんどの場合には入居者と電気会社の契約になりますので
電気業者から大家さんへ督促の電話が来た場合においては
「元入居者に督促して下さい」と言えば電気会社もそれ以上の督促業務はしないでしょう

もし例外的に(この事例はほぼ考えられにくいですが)電気会社との契約が、
大家さんと電気会社で締結されてる場合においては、大家さんに支払う義務が出てくると思います
まずは電気会社へ支払した後に元入居者に住んでいた期間の電気代の請求をしてみて下さい