賃貸借契約はないが少額訴訟や執行文付支払督促を提起したい！家賃滞納と立ち退きも…｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

契約書がない状態でも法的な手続きは可能だと思います。
ただ、契約書がない状況でどのような契約条件とするかについては裁判所との協議が必要です（賃料は今まで振込まれていた額となるはずです）。
異議申し立てがあれば、恐らく先方は証拠書類として契約書の写しを提出してくるでしょう。
立退きについては明渡訴訟の提起が必要です。
滞納分と立退きを分けるというお考えではなく、滞納による契約解除、立退き請求といった考え方が良いかと思います。

はじめまして。中原総合法律事務所の弁護士の中原です。

内容証明郵便は無事届いたのでしょうか。

これが届くことで、相手方から反応があったり、言い分が出てきたりする可能性がありますので、まずはそこの動向を見極めて対応を考えていく必要があります。

特別な言い分がない場合やそもそも届かない場合、届いても反応がない場合、訴訟をおこしていくことになるでしょう。

このような案件の場合、滞納だけを求める支払督促というより、一般的には明渡請求訴訟（少額訴訟ではありません）をおこす事になるでしょう。
多くは訴訟の段階で退去してもらうことも多いですが、でない場合には民事執行をかけることになります。

賃貸借契約書が存在しないことは、それほど障害にはならないでしょう。また、倒産している場合でも接触を図る方法などはありえますので、入手の可能性もゼロではないかもしれません。

なお、このケースでの内容証明郵便には、法律的に一定の意味がありますので、そのあたりもふくめ、一連の流れの詳細については、法律相談に応じることも可能です。またエリアによっては、そのまま代理業務も承りますので、ご用命があればお声掛け下さい。