賃貸店舗の転貸を承諾した貸主の修繕負担はどこまで？転貸人から早急に雨漏り修繕を頼まれ…｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

今回のケースでは、貸主側はご加入されている火災保険での対応をまず検討するべきでしょう。
火災保険には建物の自然災害（台風や豪雨等）による被害に対応した保証が約定されているものがありますので、まずは保険会社に連絡を取りご確認頂くと良いと思います。
借主側は、テナント総合保険等の借主側でご加入頂いている保険で物損については対応可能かと思います。

今回の大雨による被害において、貸主に過失が無い場合（大雨で雨漏りすることが分かっていて放置した等でない場合）また、借主にも過失が無い場合（大雨の予報をしりつつ窓を閉め忘れて商品を濡らした等でない場合）、自然災害による予期せぬ損害で両者不可抗力と仮定するならば、貸主及び借主の双方に過失が無い訳ですから、お互いに債務不履行に伴う損害賠償は発生しないと解されます。

従って借主側の被害については貸主は賠償責任を負いませんが。しかし、たとえ自然災害による損害で貸主側に過失が無くても、借主が実際に貸店舗を使用することが出来ない場合、貸主が賃料と引き換えに店舗を使用させると言う債務については別問題として扱われます。貸主は借主からその間の賃料の減額請求をされる可能性はあります。（参考URL：民法６１１条１項参照）
先ずはお見舞いがてらご挨拶に伺い、被害状況を確認されるのが良いかと思います。
その上で相手方と丁寧に話し合う事が円満解決の近道かと思います。

特別な取り決めがない限り、建物の主要構造による不具合の修繕は所有者負担となり、雨漏りによる営業損失等につきましては、テナントが加入する店舗総合保険で補償してもらうのが一般的です。

自主管理オーナーさんのための不動産会社

転貸の問題は特にありませんが、たの管理会社さんが言うように実損による損害が重要で実際に被害があるかどうかです。店の営業補償については、どの部分に漏水が発生しているかです。お店部分でもお客様が出入りする部分か従業員が出入るする部分かによって変わります。漏水部の記録をしっかり記録しその部分による検証か昼ようなケースがあります。営業できないほどの実損がない限り営業補償は発生しませんhttps://www.alps-management.com