テナント入居の契約の際、貸主の身分証明書は必要ですか？｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

貸主の身分証明書（写し）を誰がどのような理由で必要としているのかをよく確認しましょう。
宅地建物取引業者は、犯罪収益移転防止法にいう特定事業者に該当するので取引の相手方の本人確認が必要です。
その為に、今では厳格に本人確認が義務付けられましたが、仲介業者が今回の取引（賃貸借契約）を機会に貸主（オーナー）の方からも取得しようと考えているのか、あるいは借主側が要求しているのか、この点を確認してみてはどうでしょうか。
借主が要求しているということであれば、よっぽど心配性か猜疑心が強いか、あるいは、大手法人等ならばコンプライアンスを厳格に遵守しているのか（反社会的勢力の排除のための確認）そのへんのところでしょう。

最初のご質問については、一般的には貸主が身分証明書を提示することはございません。ただ、お客様に抵抗がないようでしたら提示することもご検討なさってはと思います。
敷金返還については、居抜きのままで入居する＝賃借権の譲渡、という契約内容でしたら、敷金を返還する必要はございません。その代わり次の入居者からの敷金支払は無く、前入居者の敷金が次の入居者に移転することになります。

不動産会社が言っていることが知りたいですね。