テナントの家賃交渉に鑑定士依頼は同時が有効でしょうか？｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

不動産鑑定士は鑑定は出してくれますが交渉はできません。

弁護士に依頼して、弁護士から不動産鑑定士に私的鑑定を依頼した上で、弁護士が交渉→だめなら調停→だめなら訴訟、と進めるのが良いと思います。

賃料増額請求事件の経験のある弁護士に相談することをお勧めします。

物件ごとに直近合意時点や現行賃料などの条件は違い、同時に賃料増額請求の対象にした方が良いかはなんともいえません。それも含めて弁護士に相談することをお勧めします。

費用対効果の問題で、鑑定までした貰うことは限られるかと思います。

なぜなら、ご存じでしょうが費用が高額の上に、現状から一定の割合をスライドさせた計算と大きな差を生むことも少ないからです。

なお、そもそも３年ですと現実に、調停で増額するほどの変動が生じていることは稀ではないかと思います。

過去のしんどい状況を回避するのであれば、鑑定士依頼は必須です。

鑑定依頼するのであれば、交渉する2つのテナントを 、同時に鑑定してもらうのが最も効率的で、交渉効果も高いです。
同じビル内の隣接テナントであれば、鑑定士の現地調査・資料作成が共通化でき、費用が下がりやすいです。
また、コンビニも大企業テナントは内部承認が必要で、「同じビルの鑑定結果」が強い証拠になりえます。テナント側の対応も変わる可能性があります。
そして、大規模修繕後 は値上げ理由として、プラス要因ととらえます。
コンビニや大手企業の判断は、合理的根拠（鑑定書）が最重要となります。
一般鑑定より、賃料鑑定（継続賃料）で依頼してください。

ただし、鑑定結果が現在家賃より安く出る可能性もありますので、鑑定士に事前ヒアリング（無料）をお願いして「大きく下がる可能性があるか」を確認すべきです。