猫による室内の汚損が見つかったが原状回復費の支払いを拒否。少額訴訟を検討しております。｜専門家に無料相談できる賃貸経営Ｑ＆Ａサイトはお悩み大家さん

少額訴訟を提起なさるのでしたら、写真や経緯などの証拠をきちんと準備なさることが重要だと思います。

こんにちは。

千葉市の不動産トラブル相談室『マリブ不動産コンシェルジュ』の石田でございます。


猫のおしっこの問題は、立会いの時には気づかず、
あとから臭いや痕跡で判明することがあり、
大家さんとしては大変なことと思います。
心中お察し致します。


さて、今回の元入居者さんは
『伝えるべき事実（損耗）を故意に伝えなかった』
と判断できます。



また、
『襖をわざわざ張り替えて損耗を意図的に隠蔽した』
点も主張できると思われます。


退去精算書にサインしたとしても、
写真や元入居者の行為が判断材料として
採用されるかと存じます。

ただ、退去精算の立会いの際に確認出来なかった点は
大家さんにも過失がありますので、
全額の請求は認められず、
過失相殺される可能性もあるかも知れません。


強く主張して真っ向勝負するのか？

それとも、

柔らかく入っていって
結果的により多くを引き出すのか？

相手の性格に合わせて手持ちのカードを出すように
なさってみてはいかがでしょうか。

大変かと思いますが、最後まで頑張って下さい。

退去立会いがしっかり出来ていないと起こるトラブルです。

再度話し合って進めたほうが良いと思いますが折り合いが付かないのであれば訴訟
になるでしょう。